還浄された御門徒様の学び跡 |
有見とは
「万物は常住であり、不変であって、人は死んでもまた生まれ変わる」
という考え方。
無見とは
「万物はすべて虚無であり、人は死ぬとまったく無に帰する」
という考え方。
この二つの考え方は、正しい因果の道理に背くものとして、邪見といわれる。
龍樹菩薩は、この有無の見について、
「人間を含むすべてのものは、互いに因縁和合によって生じ滅してゆくものであって、その存在は、常住不変でもなく、虚無でもない」
として、「空」の思想をもって示され、有無の見を摧破された。
また、お釈迦さまは、次のようにも説かれている。
『勝鬘経』 より
有無を超越した無量無辺、不可思議の絶対的存在、それが永遠の真実である。そしてそれは法でありましょう。
(詳しくは:{存在の有無や始まり、最終地点について}参照)
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