人生の課題はいつも
八方ふさがりの今を生きること
時に一方が開いて 少し進んでも
その先はまた八方ふさがり
もどる道さえそこにはない
どうしてこんなことになってしまったのかと
過去を悔やみ 未来を恐れる私に
如来は 浄土に至る一本の道を示す
この道は いつも目の前にありながら
凡夫は 八方ふさがりの中でしか見えない道
教えを聞いただけでは見えないが
真実が事実となって胸に突き刺さってくれば
誰でも見える道
そうでした そうでした
八方ふさがりは 人生ではなく
私自身の 人生観の誤りでした
浄土はどこにありますか
浄土はどこにでもありますよ
浄土にはほとりがありません
私に浄土は見えません
身近すぎて見えないのです
身近なら 浄土はどうすれば見えますか
ものみな初ごととして見てみなさい
初ごととして 何を見るのですか?
当たり前だと思っていたものを
初ごととして ありがたいものとして見るのです
浄土の願成就の姿が見えてきますよ
やっぱり私には見えません
では ものみな最後と思って見てみなさい
最後として 何を見るのですか
当たり前だと思っていた日常を
これが見おさめと心得て見るのです
浄土の果報が見えてきますよ
やはり私には見えません
本気になれば すぐに見えます
本気になるには どうすれば良いですか
いつか必ず本気になります
いつその時は訪れますか
臨終には必ず
私は今 浄土を見たいのです
見れなくとも 浄土を信じ受け入れれば良いのです
そう聞いて信受しておりますが
もっとはっきりさせたいのです
浄土を今すぐ見たいのです
今のあなたはしあわせです
この上なくしあわせです
浄土が見えない私がしあわせですか
浄土を信受している今のあなたは 本当にしあわせです
ただそのことに気づかないだけです
そのまま念仏とともに生きて下さい
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