還浄された御門徒様の学び跡


聞法ノート 第二集 17

第十七願諸仏称名の願のお心

【浄土真宗の教え】
『顕浄土真実教行証文類』 行文類二 1 大行釈 引文

 第十七願諸仏称名の願のお心

謹按往相回向 有大行大信 大行者則称无碍光如来

つつしんで往相の回向を案ずるに、大行あり、大信あり。大行とはすなはち無碍光如来の名を称するなり。

現代語訳:謹んで往相の回向をうかがうと、大行があり、大信がある。大行とは无碍光如来の名号をとなえることである。(教行信証行文類二)

 教行信証は更に続けて「この行は、あらゆる善をおさめ、あらゆる功徳をそなえ、すみやかに衆生に功徳を円満させる、真如一実の功徳がみちみちた海のように広大な法である。だから大行という。ところでこの願は大悲の願より出でたり」とあります。大悲の願とは第十七願をさしている。

 この第十七願を大行と呼ぶ根拠を親鸞聖人は膨大な仏典、論、註釈を引かれその真実を説き明かされている。

 以下、教行信証にそって聴聞したい。

[←back] [next→]
[釈勝榮/門徒推進委員]


[index]    [top]

 当ホームページはリンクフリーであり、他サイトや論文等で引用・利用されることは一向に差し支えありませんが、当方からの転載であることは明記して下さい。
 なおこのページの内容は、以前 [YBA_Tokai](※現在は閉鎖)に掲載していた文章を、自坊の当サイトにアップし直したものです。
浄土の風だより(浄風山吹上寺 広報サイト)