還浄された御門徒様の学び跡 |
謹按往相回向 有大行大信 大行者則称无碍光如来つつしんで往相の回向を案ずるに、大行あり、大信あり。大行とはすなはち無碍光如来の名を称するなり。
現代語訳:謹んで往相の回向をうかがうと、大行があり、大信がある。大行とは无碍光如来の名号をとなえることである。(教行信証行文類二)
教行信証は更に続けて「この行は、あらゆる善をおさめ、あらゆる功徳をそなえ、すみやかに衆生に功徳を円満させる、真如一実の功徳がみちみちた海のように広大な法である。だから大行という。ところでこの願は大悲の願より出でたり」とあります。大悲の願とは第十七願をさしている。
この第十七願を大行と呼ぶ根拠を親鸞聖人は膨大な仏典、論、註釈を引かれその真実を説き明かされている。
以下、教行信証にそって聴聞したい。
[←back] | [next→] |