浄土はまことの世界であり
全てがまこととなる世界
親子はまことの親子となり 友はまことの友となる
宝はまことの宝となり 言葉はまことの言葉となる
挨拶はまことの挨拶となり 笑顔はまことの笑顔となる
教えはまことの教えとなり 行はまことの行となる
信はまことの信となり 証はまことの証となる
浄土はあらゆる嘘いつわりを 嘘いつわりであると知らしめ
自分も真人間になり まことの世界に生まれたいと
人々に願わしめる世界である
この素晴らしい浄土に生まれたいと本気で願うまでに
私はいかに多くの嘘いつわりを生きてきたことか
皆々さまのまごころを いつも裏切り続けてきた私
恥づべし 傷むべし
今もう一度 願いなおそう
まことの世界に生まれんと
まことの世界で まことの人間にならんと
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
善を行うことは
他のいかなる喜びより素晴らしい喜びに満ち溢れている
この世にある不善の喜び全てを集めても
ただ一つの小善の喜びにも遠く及ばない
それほど善は喜びに満ち 悪は苦に満ちている
それゆえ釈尊はじめ諸仏は 衆生への慈悲心から
露ほどの悪でさえ為すべからず と説く
そして 如来回向の大善は喜びのなかの喜び
純粋 極上の喜びである と勧める
これに勝る喜びは 世界中どこを探しても見つからない
されど私は 善の喜びを本当に知るまでに
無限とも思える悪をなし 悪の報いを受けねばならなかった
不善の喜びは 刃に塗った蜜をなめるようなものだと解るまで
幾度身心を傷つけたことか
恥づべし 傷むべし
願わくば今後一切 皆々さまにも
羽毛の先ほどの悪心でさえ すぐに我が身の学びとし
南無阿弥陀仏の中で すみやかに仏の大善に帰し
大満足の人生を歩まれんことを