コロナ禍が蔓延する前から、いわゆる「炎上問題」が頻発している。有名無名問わず無警戒な発言に反発し、集団で個人攻撃を浴びせかけることである。
確かに不道徳と感じられる書き込みもある。弱者への人権侵害につながる発言もある。しかし炎上に加担することは得策ではない。自粛期間とはいえうっぷん晴らしは控えるに越したことはない。
さらには、もとの発言の中に自分自身の闇が隠されていないか考えなければならない。
おまえは、他人のなかにある自分と同じ欠点を笞打とうとするのか。
[シェークスピア]
「他人の不幸は蜜の味」というが、それは刃に塗ってある蜜だとも聞く。他者を弾じる前に、自らの中に同様の卑劣な心がないかどうか内省する、これが刃の害を回避する道である。
当ホームページはリンクフリーであり、他サイトや論文等で引用・利用されることは一向に差し支えありませんが、当方からの転載であることは明記して下さい。
浄土の風だより(浄風山吹上寺 広報サイト)