平成アーカイブス |
近年夏の定番といえばバーベキュー大会。我らDebu族としてここは一番、食い物に関してはエキスパートたるところを見せてやろうじゃないか。
以下、バーベキューで得する食べ方を伝授しよう。
◆ 食いたければ自分で焼け
……ということで集まったのだが、「おい酒が足らんじゃないか」、「いい肉を早く焼け」などと騒いではいけない。まずはバーベキューでの鉄則 第一条は『食いたければ自分で焼け』である。
大学の模擬店なんかでも、一番食い物のそばにいて、一番食事にありつけるのは調理担当者である。うまく焼けたのは自分の口に入れ、焼きすぎたかな? っと思ったら客に出せばいい。最初はうまく焼けないから先に他人のを焼き、慣れてきた頃自分の分を焼くといいのである。おためごかしに「皆さん先にどうぞ」と言えば、人格者のように振る舞えること請け合い。
ついでに模擬店では酔っ払った客にいい酒を出す必要はなく、水を半分くらい足して、夏なら氷を入れて誤魔化し、冬なら超熱燗にすればいい。「水っぽくないか」と睨まれたら「ちょっと火をいれすぎちゃいましたか」と、しらを切る。これは「相手の身体を気づかってのことだ」と自分で納得しとけばいいのだ。
今回は酒は大量に買い込んだからそんなけちなことはしないが、肉は安い方から先に焼いて・・・えっ! さっきの肉が飛騨牛だったの? なんで先に出しちゃったの。私の食べる分があれせんがやー。
おっと我を忘れてしまった。
しかし「こうなったら質より量だ」などと、U君みたいに食い意地丸出しで食べてはいけない。ここは食べ放題の店ではないのだから、やはりオシャレに食らいつきたい。バーベキューでの鉄則 第二条は『がつがつするな』である。
今回は素敵なレディーも多いことだから、オシャレな会話を楽しみながら、ぼちぼち食べることにしよう。
ええと、ちょっと失礼・・・
ひゃー すごい勢いで食べてるなー。男よりすごいじゃないか。どうしてそんなに食べるんだ? 「食べなきゃ動けない」って? 普通そんなに食べたら腹一杯で動けなくなるのに。早食い競争にでも出ますか? あっそう、「出たい」の……ふうーん。失礼しましたー。
◆ 主役は野菜だ
んー、だんだん鉄則が崩されてきているが、これだけは言いたい。『野菜を食べなだちかんゾ』である。
肉と野菜としらたきを交互に食べないと皆から白い目で見られる「すき焼き」と違い、バーベキューや焼肉では脇役である野菜が極端に少ない。いわば、バーベキューの主役は野菜にある、と言えよう。だから野菜が焼けたら肉以上に喜び、拍手喝采で迎えるくらいの礼儀はわきまえておくべきであろう。
おお、野菜が来たじゃないか、パチパチ。それでは「深くご恩を喜び ありがたくいただきます」・・・んんん? なんじゃこのニンジン。火が通っとれせんがや。こっちは焼き過ぎで水気があれせんがや。炭を食わせる気か。どーなっとるんだ、とろくっさい。
◆ 後片付けはきちんと
まあ、なんやかんやあったけど、面白かったね。で、最後の鉄則は『後片付けはきちんとしよみゃあ』だ。おお、皆さん手伝って片付けてくれて、あっという間に済んじゃった。
それじゃあ、みなさんバイナイ。後はこちらで片付けとくからね。あれ、 U君は? 何だって、彼女たちと二次会だって? 食ってばかりかと思ってたら……
しょうがない、後は炭を片付けよう。炭の下には何か敷いてあるの? アルミホイルだけ? その下は砂利ですか・・・はあ。
案の定アルミホイルが破れて、砂利と炭がまざってますなー。
もうひとつ鉄則が出てきたようだ。『砂利はあらかじめ除けておく』である。
しょうがないなー。じゃあ、一つづつ炭を除いていくから……ああ面倒くさい……でもまあ、大体できたね。じゃあ袋を運んで片付けましょう。
え? 底が抜けたって……それビニールの袋じゃないかーーーー
最後の鉄則、『焼いた炭はビニール袋に入れるな』じゃ。水をかけたくらいで温度は下がらないぞ。ついでに鉄則、『焼いた炭はすぐごみ箱にいれるな』も忘れずに。火事にはくれぐれも気をつけて。
[Tetsubuta]