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フリードリヒ・ニーチェ

古今東西の名言

【浄土の風だより】
 


嫉妬の炎につつまれた者は、最後には、さそりと同様に、自分自身に毒針を向けるのだ。


夫婦生活は長い会話である。


静かに横たわって、のんびりして、待っていること、しんぼうすること――だが、それこそ、考えるということではないか!


脱皮できない蛇は滅びる。意見を脱皮していくことをさまたげられた精神も同じ事である。それは精神であることをやめる


消化ということには、健康上、一種の怠惰が必要である。およそ体験を消化するのもやはり同じことだ。


まことに、人間は不潔な河流である。 われわれは思いきってまず大河にならねばならぬ。 汚れることなしに不潔な河流を嚥[の]みこむことができるために。


汝の敵には嫌うべき敵を選び、軽蔑すべき敵をけっして選ぶな。汝は汝の敵について誇りを感じなければならない。


偉大とは方向を与えることだ。どんな大河も多くの支流を迎えることによって河を大きくする。精神の偉大さもそれと同じだ。多くのものが流れこむ方向を与えることが問題なのであって、天分が貧しいとか豊かだとかいうことは問題ではない。


怪物と戦う者は、その際自分が怪物にならぬように気をつけるがいい。長いあいだ、深淵をのぞきこんでいると、深淵もまた、君をのぞきこむ。



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浄土の風だより(浄土真宗本願寺派 浄風山吹上寺サイト)